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2005/05/06

人の命を救うのは難しい

 骨髄バンクから「コーディネート終了」の電話が来た。2次検査のための採血から3月ちょっと。理由は知らされないことになっているから、ほかのドナーに決まったのか、患者の状況が悪化したのか、あるいはほかの理由なのかもわからない。残念だが、仕方がない。人の命を救うなんて幸運はそうそう簡単に訪れない。
 私が骨髄バンクに登録したのは一昔前。途中1度2次検査の依頼があったが、そのときはこちらの体調が悪くて辞退せざるを得なかった。今回は2度目であるからおおよそ数年に1人くらいは大まかなところで骨髄タイプの適合する人が現れることになる。反対のことを考えると、私が白血病になったとして、数年生きていればドナー候補者が見つかるということになるわけで、これをチャンスが多いとみるべきか。大方の意見は少ないというものであろうから、骨髄バンクに登録しても支障のない方はどうぞご協力あれ。
 2次検査は心電図、血液検査、問診を行う。今回は一つも異常がなく、人に骨髄を提供できる自分の健康に感謝した。が、空振りになった。コーディネーターから、今後も登録を続けるかと尋ねられた。がっかりしてやめる人はまさかいまいとは思うが、どうなのだろう。私はもちろん継続である。骨髄バンクに登録していられなくなる年齢が、もうすぐそこに見えてきてしまったから。
 


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コメント

なかなかできないことだよ。尊敬してしまうな。本当に多くの苦しんでる人がいるんだもんね。僕も登録をと考えてはみるんだけど実際には行動できないのが情けない。確か50歳までなんだよね。僕にも時間は限られてきてるな。以前に付き合いのあった銀行の支店長が登録してて話をいろいろ聞いたから関心はあるのだけど。でも、もっと昔からバンクがあれば夏目雅子や堀江しのぶは生きられたんだよね。それにしても、あなたは偉い。

実際に骨髄提供まで行ってないので、偉いと言われても困るなあ。骨髄バンクの登録自体は比較的簡単です。予約を取って、献血センターに行くだけ。ちょこっと採血しますが、ついでに献血してもいいです。いちばん難しいのは家族が反対する場合だと思います。ただ、最終の骨髄提供に至る前には何度も家族の了承を取るステップがありますから、そんなに神経質になる必要もないです。登録時OKだった本人・家族が、いざ提供となってNOになることだって十分にあり得ますから。迷うなら、短絡的と言われそうだけどまずは登録ですよ。ドナー候補になってからでもじっくり考える暇はあると思うし、結論が出なければ断ればいいのだから(そこで断るなら最初から登録するなという向きもあるだろうが、より実現可能性の高い後者の方が良い選択だと私は思う)。

本当ですね、なかなか出来る事ではないと思います。
のびねこさま尊敬致します。
日ごろ人の役に立つ事をしようと思ってもなかなか実行に移せないのが常だったりするので・・・
血液採取で骨髄のタイプが分かるのですね。
私はてっきり骨髄を取り出さないと分からないものだと思っておりました。
骨髄バンクや臓器提供などの制度があるとは知りつつも怖くてつい尻込みしてしまう自分がなんだか恥ずかしいです。

はじめまして。ちーずと言います。

 場違いなコメントだったらすいません。
 私の友人の話なのですが、友人の彼女が骨髄バンクの登録をしようとして友人が反対したという話を聞いたのです。理由は骨髄提供?の際に痛かったり後遺症があったりすると聞いていたようで、別の人助けの方法もあるだろう、と。
 人の考え方はそれぞれなので、「骨髄バンク登録=善」という考え方にこだわる気はありません。

 私が聞きたいのは彼の言うデメリットの点です。
 どれくらい痛いものなんでしょうか?
 そしてどれくらいリスク(後遺症など)の伴うものなのでしょうか?
 私や私の彼女も登録したいという気はあります。しかしそういうことを聞いてしまうと、ちょっと躊躇したりもします。
 自分で調べろよと思うかもしれませんが、よければぜひ教えていただけたらと思います。
 長文しつれいします。

ちーずさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
全く見も知らぬ人より彼女の方が大事、という気持ちはよくわかります。では、全く見も知らぬ人と自分とではどうでしょう。相手を助ければ自分が死ぬし、自分が助かるなら相手が死ぬという状況なら、やっぱり自分が助かりたいですよね。ただ、骨髄移植の場合、「相手を助けても自分が死なない可能性が高い、かつ自分が見捨てると相手が死ぬ可能性が高い」です。あなたがどちらの人も知らない第三者だったら、死なない可能性の高い人が助けてあげるべきと思いませんか。私が自分の骨髄提供に躊躇しないのはこんな理由です。では、私の彼が見も知らぬ人に骨髄提供することになったら? この場合も同じ論理で反対しないでしょう。もちろん、ものすごく心配ではありますが。
さて、ご質問ですが、痛みについては全身麻酔をかけるので大丈夫だと思います。醒めてからの痛みもあるでしょうが、患者の苦しみに比べたら大したことはないはず。痛みで死ぬこともないでしょうし。
後遺症については2003年8月末までに6例が後遺症の傷害保険が適用になっています。手指やお尻にしびれ感が残るというものです。死亡も1例あります。私の場合、骨髄提供しなくてもほかの原因で死んだり障害になったりすることは十分考えられるので、もし骨髄提供がもとで死んだり障害になったりしてもあきらめるというスタンスです。酔っぱらって車に轢かれたというよりは、骨髄移植で死んだ方が名誉だし。皆さんもそう思いなさいとは言いませんが。
骨髄提供後3ヶ月のアンケートもご参考に。
骨髄提供後ご家族はどのように思っていますか?
 満足している 63%  後悔している 1%
もう一度提供を依頼されたらどうしますか?
 提供する 77%  提供しない 3%
骨髄を提供したことについてどのように思っていますか?
 満足している 83%  後悔している 1%未満


 さっそくの回答ありがとうございます。
 たいへんためになりました。

 考え方は人それぞれなので友人の考えを否定する気はありませんが、私は骨髄バンクに登録してみようかなという気持ちがますます強まりました。
 あれからちょっとネットなどで見てみると休業補償は付かないんですね。気になるところと言えばそれくらいでしょうか。
 リスクに関しては予想の範囲内でしたので気にはなりませんでした。これくらいのパーセンテージならどのような行為にも付くくらいのリスクでしょうし。
 自分のちょっとした好意が人にとってとても大事な助けになるなら十分やってみる価値があることだと私も思います。

 わざわざお返事ありがとうございました。
 また寄らせていただきますね。では。

さくらさん、
最初から骨髄はいりませんよ。
採血もほんのちょっぴり。
臓器提供は死んだ後の話ですが、
死んだかどうかの判定の部分が難しいです。
私はまだ臓器提供の黄色いカードは持っていません。

ちーずさん、
登録してみると自分が白血病になったとき
助かりやすいか助かりにくいか想像できますよ。
あと、今回がそうなんですが
自分の体を大事にするようになります。
自分が健康じゃなくなっちゃうと
骨髄をもらいたくて待ってる人に悪いので。

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