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2006/08/15

終戦記念日

終戦記念日の今日、首相が靖国神社を参拝した。是非を巡ってNHKが討論会を開いているのを実家で見ていて、怖くなってきた。20代、30代の首相支持、靖国神社肯定派が、多数存在するのである。さらに悪いことには、視聴者の投票方法が携帯電話のサイトから行うというものなのである。40代以上の声が反映されにくい。
靖国神社を参拝したいかどうかという部分で、軍人経験のある2人の80代の声が対照的であった。靖国神社を肯定する一人は英霊の魂はここに帰るしかないと言い、否定する一人は僚友の無念の思いを考えれば靖国神社に祀られたくはないだろうから自宅で祀ってあると言うのだ。靖国神社を肯定する人の気持ちもわからないではない。それを否定すれば、彼らの青春のすべてを否定することになるかもしれないからだ。しかし大方の国民は、国のために死ぬという思想の象徴として靖国神社があったということに少なくとも敗戦後は気づいたと、私は思う。外務大臣は、国のために死んだ方に国のために死んだら靖国神社に祀るのが国家としての約束だったからそれを果たさねばならぬと言うが、そもそもそんな約束自体が肯定されていいわけがない。その約束を果たすということは、国のために死ぬということを肯定することになるのではないか。
スタジオの若い世代の発言で驚いたのは、戦争を引き起こした政治家を選出したのは当時の国民だから、当時の国民が悪い(自業自得という意味に聞こえた)という論だ。戦争に向かう中で、良識ある発言がどれほど弾圧されたことか、若い世代は知らないのだろうか。
戦争の惨状を見ればそれだけで、すべての戦争は許されないと思う、それがふつうの感覚だと思うのだが。ふつうの感覚を持った人が大多数だと思いたいのだが。

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コメント

靖国神社の、外務電話しなかった。

戦争体験のない若い世代が愛国心なる言葉を持ち出して、意味も分からず靖国を参拝しているって、本当に怖いですよね。きっと、北風と太陽ではありませんが、中国や韓国が靖国批判と言う冷たい風を日本に向かって吹けば吹くほど、何も知らない若い世代は、ただそれに反発してそう言う方向に行ってしまうのでしょう、それを巧く利用して、首相の靖国参拝は国民の多くに支持されていると言う数字のマジックを作り出しているのですね。
こうやって世論は何時の時代も操作され、危ない方向へ突き進んでしまうのですね。

私の高校生時代は、日の丸・君が代・詰め襟の学生服の3点セットはかつて国民を軍国主義に導くためのものであったという理由で、日の丸は掲揚するのを見ない、卒業式では君が代の代わりに友よを歌う、学生服は着ない、で通しました(そんなでも退学にならない学校だったからではありますが)。思えばそれも若い世代の反発というものだったのか。いや、そうではなかったと思います。

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» 靖国について思うこと [風の気のままに記]
<自民党>「靖国若手の会」が首相参拝で提言   自民党の「平和を願い真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会」(今津寛会長)は11日、「首相が国民を代表する立場で継続して参拝するよう求める」との提言をまとめた。時期については「首相自身の判断に委ねる」とする一方、A級戦犯分祀には「政府主導は政教分離に反する」と反対した。  (毎日新聞) - 8月11日18時4分更新     何度読んでも意味が分からない。平和と国益を考えたなら靖国参拝は当然やめるべき。それは外国に言われるから...... [続きを読む]

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