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2008/01/20

病院での最期

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ミロちゃんの病院での最期を記しておく。肯定半分、否定半分。

それは最初に入院してから25日目、2回目入院してから8日目の出来事。
前日朝面会に行ったときは点滴と強制給餌の後で、ミロちゃんは尻尾を振って不機嫌を表していた。その不機嫌の表明が、私には元気とまでは行かなくても生命力の証に見えていた。
ところが夕方の面会では、すべてがだるいようで、夜のうちに死んでしまうのではと不安に駆られた。しかも、この日は主治医の先生がお休みだった。
翌朝主治医の先生から電話がある。危篤状態との事なので駆けつける。ミロちゃんは手術室で挿管され、看護師さんによって肺に空気を送ってもらっていた。歯肉が白く、どれほどの貧血なんだろうかと悲しくなる。
先生の説明。呼吸が苦しいので胸水を抜いた。100ccくらいだ。レントゲンで肺のもやもやは消えていたが、貧血がさらに進んでいる。呼吸が止まったので挿管したと。
先回は挿管を嫌がるだけの気力があったのだが、今回はそれもなく、目を見開いたままになっている。ときどきあごが動いて、そのたびに口の開き具合が小さくなった。息子と二人でミロちゃんの手を握るが、体温も下がっている感じ。手術台の上に暖かいシートを敷いてもらっているのだが、末端まで届かない感じ。
心電図が不整脈を打つ。先生が心臓マッサージと、その間に心蘇生剤を注射する。30分ほどだっただろうか。だれもものを言わない。私は時々ミロちゃんの名を耳元で呼んでみる。
注射は10本以上だったと思う。ミロちゃんが苦しいのか、もうその感覚がないのかわからなかった。ただ、先生が蘇生を試みる限り、私からあきらめますとは言えなかった。ミロちゃんはまだ生きたいと思っている、そう信じるしかなかった。
先生が告げた。僕が心臓マッサージをして動いているだけで、もう自力では動きません、挿管を外していいですか、と。
ミロちゃんの口から空気を送っていたチューブが抜かれた。思いの外、長いチューブだった。
ミロちゃんは全然動かなかった。もしかしたら、私たちが到着したときにはすでに死んでいたのかもしれなかった。
抱き上げるとくにゃくにゃになっていて、どうしようもなく悲しかった。
力足りずでと先生が謝ったけれど、よくやってくださったのでお礼した。
ミロちゃんをきれいにしてくれるという事なので、待合室でしばらく待つ。
診察室に来たミロちゃんは、とてもきれいになっていた。床ずれの後は絆創膏を貼り直してあったし、強制給餌や鼻血のついた口元もきれいに拭いてあった。
箱も用意できると先生がおっしゃったが、屍体のように家に連れて帰るのはつらかったので、キャリーケースに入れて帰る。先生と看護師さんが外へ出て見送ってくれた。

写真は再入院する前日のミロちゃん。

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