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2010/03/28

水窪の幻の池

飯田のお囃子がまだ耳に付いていますが、「7年に1度」「天竜川」のキーワードで、いつでも話したくなるものがあります。それは旧水窪町(現在は浜松市北端。飯田線沿い=天竜川沿い)の亀の甲山の中腹に、7年に1度、1週間だけ姿を現す幻の池のことです。池の現れるメカニズムは解明されておらず、天竜川の龍神が、諏訪湖から浜名湖に旅する途中で休憩するのだとも言われているようです。

私がそれを知ったのは1996年に発行された「日本不思議旅行ガイド」という書籍ですが、そこにはこのように紹介されています。

「約束」の理由は誰も知らない
山鳥の鳴き声だけが響き渡る,深い緑の迷宮の奥で
幾度も幾度もあきることなく、くりかえされる謎の約束
人の世のゆびきりごとのはかなさ、決してはたされることのない閨の睦言
いにしえより七年に一度
確かに数日だけ現れる清澄な池のほとりに佇めば
何の為に誰の為に、と静かにさざなみは歌をささやく

普段は水のない林間に突如として水深1mほどの池が現れ、徐々に水が引いて1週間から10日ほどで池が消滅するのだそうです。そして池の出現と消滅を見た人も誰もいないというのです。本を見た1996年は前回から7年目でしたが池は出現せず、翌年もその翌年も、池の出現する8月9月は毎日のように情報収集をしていました。なにしろすぐに消えてしまう池なので、出現したらできるだけ早く仕事を休んで駆けつけなければなりません。水窪町役場に電話したこともありましたが出現せず、半ばあきらめかけていた10月2日、9年ぶりに池が出現したとの情報を得ました。仕事の都合もあり、現地に行けたのは7日。早朝に到着しましたが、すでにたくさんの車が到着していて、河川敷のような臨時駐車場に誘導されました。
そこから15分ほどで登山口、登山口からは約2時間で池の平に到着しました。今思うと亀の甲山の山頂も踏んでくればよかったことよと思いますが、当時は池のことしか頭にありませんでした。

9810071
薄暗い針葉樹の林間に、その池はありました。静かに水をたたえ、水面に木々が映っています。
9810074
写真が不鮮明ですが、木々の実態と水面に映った影との境がわかりますでしょうか。

興奮を、地元の人とわかちあいました。ある役場の方は、見るのは7回目だとおっしゃっていました。私はもう一度見たいと思っていますが、あれから10年がたちます。私の見たのは平成の最初で最後だったのでしょうか。
地元の人も待っています→水窪なんでも情報局

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