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2010/12/04

お手軽にスリルを味わえる山・・・錫杖ガ岳

東名阪を西に向かって亀山まで来ると、正面にのこぎりの歯のようなぎざぎざの稜線が見えてくる。その一つが錫杖ガ岳。標高差400mばかりの登山だが、とっきんとっきんの頂上を目指すのだ。

朝は7時半に出たのにもう東名阪は渋滞だ。1時間以上かかって亀山SAにたどり着き、食料を買う。目指す山はここ。

Shakujo_0011
すてきなとんがり具合でしょ?

関トンネルを抜けるとすぐの向井インターで降りて、本線の下をくぐる前に左に折れる。
Shakujo_002
ここから林道を走ること10分ほど、登山口手前の駐車場に到着。私たちは2台目である。

Shakujo_113
これは帰ってきたときに写したもので、10台ほどになっていた(1台が滋賀ナンバー、あとはすべて三重・鈴鹿ナンバーだった)。

ヒノキの植林の間、沢に沿って上っていく。登山口に表示があったとおり、200mごとに標識があり、峠まではほぼ5分間隔でパスする。
Shakujo_007

Shakujo_008

No4の手前で沢を渡渉する。水量が多いときはわかりにくいのであろう、沢を5m行って渡る、などの表示もされていて親切だ。ところどころに送電線の鉄塔への道があるが、それも迷い込まないよう気遣ってある。

登山口から25分ほどで柚之木(ゆのき)峠に至った。楽な道であった。
Shakujo_092
ここから稜線に出て明るいやせ尾根を行く。

Shakujo_017
等高線に現れない小ピークがいくつもあるが、半分くらいは巻いていく。

Shakujo_022
が、No6の先の小ピークで失敗。
Shakujo_0801
右の巻き道を見落とし、まっすぐにピークを目指してよじ登ったところ、ピークで道が分岐しており、どちらもすさまじい急降下、しかも怪しいほうの先の木には白テープが巻かれている。一瞬あせったが尻餅ついた格好で登ってきた斜面を降り、巻き道を確認したのであった。

No7の先に尾根を避けるロープがあり、ちょうど巻き道のほうから下山する方が来た。
Shakujo_033
さっき焦ったところだったので声をかけると、この先で先週70いくつかの方が滑落し、脊椎損傷でヘリで搬送されたそう。さっきから冷たい尾根の風が一段と冷たく感じたことであった。

No8の先で頂上が姿を現した。
Shakujo_036
急斜面は岩で、どうやって上るのだろうかと心配になる。
と、すぐにりっぱな休憩所があり、帰りはここでゆっくりしようとひそかに決める。
Shakujo_038
ここは日当たりもよく、風当たりも強くなく、長居できそうだ・・・

No9の先は鎖場だ。さっきの休憩でポールをザックにしまい(今日は鎖場があるとの事前情報により、1本のステッキにしてきたのだった)、準備万端のはずだったが、鎖を握っているときに眼鏡が落ちそうになったときは困った。3点支持で登るが、かなり体力消耗する。
Shakujo_040
しかし、今日はご老人が多い。皆さん、鎖場へっちゃらなのには頭が下がります。

苦闘十数分、頂上に到着。
Shakujo_049
岩を積み上げたような頂上なのだが、どうやってこんな形になったのだが、不思議だ。誰が持ってきたのか、すてきなリース。
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360度の視界がすばらしい。北側は鈴鹿の南端から北端まで全部眺められる。
Shakujo_048
これは鈴鹿南端、油日岳から那須ヶ原山あたり。

Shakujo_052
これは錫杖湖。こっち方面から登ってきた人も半分くらいの感じ。

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こっちは四日市方面。コンビナートの向こうに知多半島が見えている。

20分ほど滞在したが、すでに怪しくなった膝で鎖場を降りるのが心配だったのと、先にパスした展望台での昼食のために、頂上を後にする。結果的には鎖場の下りはどうってことなく、頂上での心配は杞憂であったし、展望台は満席で、昼食はNo7の手前の広いコルのベンチで寒風に吹かれながらのものだったのだが。

下りは膝が痛くて歩みがのろくなる前に車に到着した(頂上から1時間25分)のだが、そのあと向かった大山田温泉さるびのの手前の蝙蝠峠で足底がつって一時ペダルが踏めなくなった。


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コメント

せっかく誘ってもらったのに、行けなくて残念でした。
もうかれこれ1年以上、山歩きしてないなぁ・・・
どこか近場の簡単な山で足慣らししないとダメですね。

渋滞するの?

山低きが故に易しからず。と、言うトコロでしょうか。私もギザギザ山好きです。ナイスなお休み処もあり、一度訪れてみたいですね。

>sistercancerさん
玉突きイベントのない日はぜひまた一緒に行きましょう。ここはお手軽でいい山でした。短時間歩いただけの割には筋肉痛が出ました。特に胸の筋肉。

>Dr.4kさん
ドクターにはお手軽すぎだと思いますが・・・
お風呂は今回はさるびのにしましたが、行ったことがなければもくもくファームがお勧めです。

これぞまさしく、山岳ガイド・エッセーの見本…
というような判り易い解説と写真。
よし、次に登ってみようと思わせますもん。

それにしても、360度の眺め、いいですね~
お天気もよかったし。

70歳の方の滑落、もって他山の石とすべし、ですね。
ボクも、下山のときに膝にくるときがありますから、
疲労を取り除いて、ゆっくり下山しないと。

昨年9月末に八ヶ岳最高峰の赤岳をやってから、
山歩きにチャレンジしていないので、
錫杖のような低山から鍛え直さねば…

大山田温泉「さるびの」なんて、あったんですね~
芭蕉の猿蓑の句に関係あるのかと思ったら、
地名+猿蓑で、やはり由来は芭蕉でしたね。
いいお湯ですか?
しばらく伊賀には行ってませんが、変わっただろうなぁ…

あ、そうそう、三重に見える三日月、まだですか?
そろそろ見られる頃かもですよ。

>naoさん
お褒めをいただきこそばゆいです。
ここはほんとにコンパクトですから、なにかもうひとつ立ち寄りスポットが欲しいような気がします。錫杖湖の方から登れば、湖畔の風景も楽しめるかもしれません。

さるびのは数年前に行ったときと比べてお客が減っていたような・・・無色透明無臭のぬるっとした湯です。源泉はもくもくと同じく湯温が低いので、冬場はちょっとです。

そうそう、トリプルムーン、あれからずいぶん検索してみたんですが見つかりません。冬の寒さが中途半端になって久しいので、現象が起こらなくなってるかもしれませんね。

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