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2011/02/13

北海道開拓の村(1)・・・官舎と住宅

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北海道開拓の村は、明治から昭和初期にかけて建設された北海道各地の建造物を移築した野外博物館です。愛知県の犬山市には明治村がありますが、趣はずいぶん違うように思います。開拓の村には生活のにおいと生活の厳しさが感じられるからでしょう。もっとも私が最後に明治村に行ったのはもう20年も前ですから、いままた明治村を訪れたら別の印象を持つかもしれませんが。
今回の北海道旅行は支笏湖とお客様と会うことは別として予定を立てずに来ていました。もちろん、ここも候補にはしていましたが、有力候補ではなかったのです。決めたのはすすきのから帰ってきてからの前日夜です。それも馬そりに乗ることが重要テーマでした。が、期待は見事に裏切られました。素晴らしすぎました。

魔法を掛けたのは雪だと思います。雪に埋もれた町並みは、私を時間の旅に連れて行ってくれました。私はひいおじいさんの時代の北海道を歩いてきたような気がしています。

では、出かけましょう。馬そりに乗るために1時に管理棟に戻ることにしていたので、まずはその近くからです。

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ここは旧開拓使札幌本庁舎。元は木造ですが今は鉄筋コンクリートで再現され、内部はビジターセンターになっています。村内で鉄筋コンクリート造りはここと管理棟である旧札幌停車場のみです。

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メインストリートの市街地群です。まずはピンクの建物の一角を回ってくることにします。

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旧浦川支庁庁舎です。大正8年に建てられ、昭和31年以降、会館や博物館として使用されてきたものを、昭和55年に収集、56年に復元したのだそうです。30年前には現役だった建物です。だから懐かしい感じがするのでしょう。中には写真や馬車などが展示されています。

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それにしてもすごい雪です。

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手前は旧手宮駅長官舎、白いのは旧開拓使爾志通(にしどおり)洋造家(ようぞうや)です。入り口が二つある、長屋です。

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洋館は土足で上がれますが、だいたいの家はこんなふうにスリッパが置いてあって靴を脱ぐようになっています。なかなかに面倒ですが仕方ないですね。外観は洋風ですが内部は畳です。

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幕末から明治にかけて、造船・測量などで活躍した福士成豊の住宅です。ぱっと見洋館で、内部も一部屋だけは洋間なのですが、奥に和風の家がくっついています。

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お風呂です。この風呂桶、幼い頃田舎に泊まったときに入ったような記憶があります。住宅の展示にはほとんど、風呂・トイレ・台所があります。

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秋田県から移住した松橋さんの住宅です。大正7年の状況だそうです。

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台所はほとんどの家で床がありますが、ここには土間がありました。

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有島武郎の住宅です。「小さき者へ」を書いた頃の家で、ベビーベッドが置いてありました。

お昼も回ったのでいったん戻ることにします。
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商店街の前を通って食堂に行きます。

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注文したのは屯田兵定食。

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いももち、おでん、豚汁、おかかにぎりで、1000円。なかなかにおいしかったです。


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コメント

これは穴場ですね。でも夏のシーズンには混んじゃうのかな…

>コロリンさん
夏の土日は子供たちでいっぱいみたいです。
道路が実は舗装路なので、雰囲気は絶対冬がいいそうです。
タイムスリップするには現代の人影がない方がいいですよ~

みなさま こんばんは

>のびねこさん
 寒い所にごくろうさまです。 イヤー やっぱり北海道ですね。 雪の量が違いますね。 建物の中を見ますと、生活感が出ていますね。 冬場の必需品の暖房器具 ストーブなどはなかったのでしょうか?

 今回の出張ものを見てると思わず、 雪+温泉だー  と、言いたくなりますね。 
では では。   

>赤とんぼさん
ほんと雪の量がすごいんですが、天気がいいときは青空が広がるのが北陸と違うところなんでしょう。

食堂にパネル展示があったのですが、
採暖(火のそばに集まる)から暖房(部屋を暖める)へと変遷した様子を見てくださいとありました。
建物は明治から昭和初期が混在していますが
いろり、火鉢、ストーブと様々にありました。

映画『北の零年』を思い出しました。
暖かい淡路島から北海道に移住した稲田家の歴史…

開拓者の御苦労は並大抵ではなかったでしょうが、
勝手に入ってこられたアイヌ民族も
たまったもんではなかったでしょう。

いろいろ思いますね。

開拓村の苦労を想うとき、
グリズリーのようなヒグマに襲われた
三毛別羆事件の顛末を思い出して戦慄します。

そんな数々の歴史が刻まれた北海道の建物たち。
わたしも強く惹かれます。

>naoさん
稲田邦植について来た人の家、(5)の武岡商店です。建物自体は明治31年築のようですから、2代目が建てたかもしれません。
三毛別羆事件、Wikiで読んで戦慄しました。あの開拓小屋のような家々しかなかった場所なんでしょうね。

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