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2011/11/18

酷道421号線

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酷道421号線・・・きれいな言い方だと八風街道の、石榑峠と小峠の間を車で走ったのはただ1回、14年前のおそらく秋の、琵琶湖周辺の山を歩いた後の帰路でだけ。
国道421号線は三重県側からは小峠に、滋賀県側からは石榑峠にあるコンクリート塊に挟まれた区間が、冬期閉鎖となっていた。
14年前のその日、手持ちの現金はほとんどなく、ガソリンもなくなりかけていた。琵琶湖側から名古屋に帰るのにここを通るのが一番早いと読んだ私は、滋賀県側から421号に入った。そして石榑峠まで来る。そこは少し広くなっていて、数台の車がいるが、だれも先へ行こうとしない。大きなコンクリート塊が行く手を阻むようにあり、看板を見ても通行できるのかできないのか判断しかねていた。そこへ、三重県側から原付の集団がやってきた。僕たち、この道通れる?と聞くと、通れるという。ならば、と車幅すれすれのコンクリート塊を抜けた。
酷道であった。暗闇の中、ヘッドライトに照らされた路面は荒れ荒れ、ガードレールがない箇所も多い。あってもさびさびで、ぶつかった日には車もろとも谷に落ちそうに見えた。こんなところで対向車が来たらどうするんだろう、脈が相当速くなっていたに違いない。幸いに対向車は来ずに小峠にたどり着き、もう一つのコンクリート塊を抜けたときは、命拾いした気分になった。

そんな記憶を、石榑峠に近づくたびに反芻していた。2004年に竜ヶ岳登山したとき、下山時に石榑峠から小峠まで歩いたが、明るいところで見てもひどい道だった。
そして今年、石榑トンネルが開通し、コンクリート塊に挟まれた区間は廃道となること必至となった。

今回竜ヶ岳へは石榑峠からの往復というルートを選んだ。旧大安町から421号へ。いつもの電光掲示板が、「石榑峠通行止め」でなくて、「石榑トンネル通行可」となっているのに感動。
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宇賀渓を過ぎて、トンネル入り口の直前から脇道へ。
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「白龍神社までは行けます」という看板の通り、すぐにゲートに阻まれる。
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仕方がないので滋賀県側からアプローチすることにしてトンネルをくぐる。
トンエルの先を右折するとそこが旧道である。
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ガードレールの端に青いおにぎりシールが。はがれるまでこのままなんだろう。
すぐに「通行止め」の看板が行く手を阻むが、単なる脅しとみてパス。
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帰りによく見たら「県境以降」の文字が小さく書いてあった。
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道路標識にもよくみると421号の痕跡が残っている。
道はまともで5kmほどで石榑峠に到着。
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依然としてコンクリート塊が道を阻んでいる。
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コンクリート塊の間も通れないようにしてあるが、可動式だ。
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ここは県境。東は三重県。
振り返れば滋賀県。
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いなべ市も東近江市も新しいから、この道標も新しく設置したんだろう。

そして今来たまあまともな道も異常気象時には閉鎖することを示す看板。
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三重県側にあるこの道標は新しげだ。いなべ市になったときに併せて新調したか。
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これを見て竜ヶ岳へも車で行けると思う人はいないのだろうか。
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カーブミラーは石でも当たったのか、あちこちへこんでいる。

小峠方面へ下る。
路面が突然ぼっさくなる。
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舗装の継ぎ目なのか、木がはめ込んである。

落ち葉もたまっている。
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おや、ここのガードレールは新しげだ。
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2008年の台風で崩落した部分の補修らしい。
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路面はやっぱり悪い。

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縁石もやばい感じ。

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新しいガードレールは古いものの外側に設置してあるが、少しでも道幅を広げようとしたのか。

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謎の小屋。

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このあたりで探索は終わり。引き返そう。

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誰かが記念に剥こうとしたのだろうか、おにぎりシールがちぎれていた。

※2008年の崩壊後の様子や最近の様子など、昼行灯さんの「日本縦断各駅停車」に詳しくレポートされていました。
国道421号線石榑峠
国道421号 石榑峠道路(石榑トンネル)開通レポート
国道421号石榑峠旧道2011夏


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コメント

いつもながらのびねこさんの探究心には感動します

みなさま おはようございます。

>酷道マニア
 のびねこさん 酷道マニアでもあったのですね。 私 R439号線もいいけれど、近間のR429号線をいつか始まりから終わりまで、走ろうと思っております。 M-2では、ちょっと腹を擦りそうで荷が勝ちすぎますね。ジムニーがあれば楽しいかな。

あの辺の横断道は、306号・421号・477号と3本とも確か冬季通行止め(初雪から3月終わりまで)だったような。
一本くらい整備して残しといてほしい。wobbly
やっぱり、そんなに気温が下がってデンジャラスな路面になる地域なのかな~sign02

コロリンさん、興味の分野には偏りがあるかもしれません。
赤とんぼさん、マニアかもしれません。でも、バイクか車かと言われたら微妙です。10代の頃はこういう道バイクでしたが、大人になってからは車ばかりで、そっちの経験の方がたくさんになっちゃったので。轍でお腹をこするのはさほど苦になりません(笑)が、転倒の方が怖いです。

DAAさん、3本ともゲートがあって、冬の鈴鹿登山の選択肢を狭めていました。421号はこれでゲートはなくなりました。306号はトンネルありますがゲートもあります。トンネルの長さの問題でしょうね。477鈴鹿スカイラインは確か2008年の台風以降不通が続いているのでは。
石槫トンネルの開通で、亀山が混んでいるとき、こっちの道を使った方が早いってことも出てくるかもしれませんね。

石榑峠の探検・・・お疲れさんでした

ガードレールが新しくなっているカーブ地点
私がCBで初めて峠越えした時に、木くずを踏んで危うく転倒しそになった場所に、間違い無いと思います
酷道部分がなくなって、私の身近な人からは惜しむ声もチラホラと聞こえます

継ぎ目の木ですが
多分・・・コンクリート舗装時の木枠ですねぇ

鈴鹿スカイラインですが、11/1に通行可能となってます
もうすぐ、冬季閉鎖になると思いますけどね(^O^)v

ヒデマオさん
ガードレールが新しくなった地点は、三重県側から来た場合、石榑峠手前の最後の左コーナーです。
昼行灯さんのこのページhttp://pcitorn-nitikaku.web.infoseek.co.jp/rindou/isigure2.html で、大崩落している地点のガードレールが新しくなっています。
酷道部分はなくなったわけでなく、残っていますが、両側からゲートに阻まれて入れなくなっています。石榑峠のロープをくぐれればOKだから、モンキーみたいなのであれば走れそうです(笑)。

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