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2016/05/04

阿武隈の旅(3)・・・あぶくま洞と石灰岩

同行者のリクエストで、平伏沼の次は隣町田村市の「あぶくま洞」に行くことにします。町村境の万太郎山の風力発電を見上げて、西に進みます。

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道は新しげで、もしかしたら震災後に整備されたのかもしれませんけど、お家は古くからありそうです。


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あぶくま洞はについても予備知識はなく、普通の鍾乳洞だろうとアプローチしました。県道からはかなり登ります。車を置くと、こんな景色が眼前に。

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石灰岩の採石場跡です。よくもまあこんなに大規模に切りましたこと! 慰霊碑などを見ると、旧住友セメントの石灰岩採掘場で、多くの方が亡くなったようです。

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殉職者の名前は30ほど、傷病没者がその倍ほどあります。殉職者は発破などで、傷病没者は負傷後亡くなったのか、じん肺とかでなのでしょうか、女性の名前もあります。労災事故多発です。

そういう地である、ということはさておき、この大岸壁を見たので、鍾乳洞自体に対する期待がちょっと高まります。鍾乳石は石灰岩と地下水でできてますからね。パンフレットを見ても「全長600mの洞内に、種類と数の多さでは東洋一ともいわれる鍾乳石が続くあぶくま洞」とありますし。

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では、参りましょう。

入ったところは、イルミネーションでデコ中。


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なかなかきれいです。期間限定の特別企画だそうです。

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ご多分に漏れずいろいろな名前がつけられていますが、どこかの田舎のようなゲスな命名はないので安心できます。

途中、200円追加料金を払って「探検コース」へ。

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狭いところをくぐり抜けたりします。体重100kg位の人が来たら絶対通れないと思いますが、チェックしてるのでしょうか?

一般コースとの合流地点が「滝根御殿」と呼ぶ大ホール。高さ29mあるそうで、コウモリが飛び交います。


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ここの照明なんですが、肉眼ではそうでもないんですが、カメラだと色がはっきり付いてきます。


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「月の世界」と呼ぶ、調光で演出した自慢の空間。

そして出口への光のトンネル。

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石灰岩(大理石ってことはありませんね?)の白い肌が美しい。


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あぶくま洞全体像。もともと、昭和44年に採掘中に発見されたのだそうです。


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この石灰岩の下に鍾乳洞があります。

後で調べたのですが、ここの地層は石灰岩に花崗岩が嵌入していました。元地学部のくせによくわかっていません。ただ、大地の成り立ちに対しての興味だけは人一倍あります。ご関心のある方はこちらをお読みください。→あぶくま洞 「滝根超周辺の地質って?」「あぶくま洞の大岸壁ってどうやってできたの?」

この後は600km走って名古屋に帰らねばならぬのですが、同乗者がこの裏の廃墟に行ってくれといいます。そこで要望に添って岸壁に連なると思われる山塊に入ります。

目的地到着。

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一泊くらいの近場リゾートだったのでしょうか。

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実害やら風評被害やらで営業をやめ、放置されているのだと思ったのですが、廃業は2004年と震災よりずいぶん前でした。石垣が崩れたのは廃業後だったかもしれません。

気を取り直して、進みます。

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待てよ、「鬼穴」って見たような気がする。

果たして、「鬼穴」はあぶくま洞発見前から知られ、あぶくま洞の調査を進めて、鍾乳洞をつながっていることがわかったというものです。また、大滝根山は川内村との境にある山で、阿武隈山地の最高峰です。


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さらに鬼穴近くの仙台平はカルスト台地。ああ、これで次回また川内村に来る楽しみができたというものです。

下山途中で「入水鍾乳洞」前を通ります。


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同じく大滝根山のカルスト地形の一つですが、こちらは文字通り膝まで水につかって探検できるところのようで、夏場に是非行ってみたいと思います。

でも、まだ帰路につけません。同乗者がもう一つ廃墟に行くというのでむしろ北上。途中、素敵な場所で1両編成の列車に遭います。


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ゆうゆうあぶくまライン。向こうから来るライトが見えたので、とっさに車を駐めてカメラを構えたってわけです。

程なく目的地到着。


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広大な土地です。すでに社名が取り外されていますが、「住友(大阪)セメント」と書いてあったはずです。


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さっきのゆうゆうあぶくまライン(磐越東線)の引き込み線でしょうか。桜並木が見事ですが、建物はすべて撤去されています。

期せずして花崗岩、石灰岩というテーマでこの旅がまとめられたようで、うれしいことしきりです。

このあとの収穫
東北道の駅スタンプ 2駅
ハイウェイスタンプ 14エリア
と、頻繁に停車しながら600kmを帰ったのでした。


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