小谷城(小谷山)(1)・・・番所跡~桜馬場
北陸道を通るたび、その姿を見てはお市さんのことを想っていた小谷山。
今回は福井県境の雪で引き返して急遽小谷山(というよりは小谷城)に登ることに決めました。
前回を調べてみたら1996年1月ですから、25年ぶりということになります。
そんなに長い間、「前に上ったときは・・・」と思っていたわけですから、時のたつのは早いです。
また、最近は城についての知識が深まってきたため、もう一度行きたいという思いもありました。
というわけで、今回は林道で上がれるところまで上がってから、歩き始めることにします。
麓に近いところにあったこの登城口。茶色い札には「ここは松茸山なのでこれこれの期間は入山禁止」というようなことが書いてあります。
25年前からこの札がありました。25年前もここから上ったのですが、実はその前年の秋、この札を見て引き返した記憶があります。
今回はここから番所跡までを林道でショートカットします。
ここで車を置きます。正午に近いのに、ほかに車はいません(帰るときはほかに4台ほどいましたが)。
熊出没の立て札にちょいとびびります。今日は城跡探索装備で、熊鈴は持ってきていませんので、森の熊さんを歌いながら歩きます。
カーブを曲がったら案内板があり、右に行けば番所跡。左は金吾丸への坂です。
番所跡です。立て札は25年前からあったような気がします。立て札の左の案内プレートは、おそらく大河ドラマ「江」の頃からなんでしょう。
先に進むと琵琶湖側がよく見える場所があります。林道の途中に「望笙峠」という展望所がありましたが、そこと同じ景色と思われます。
その名も「虎御前山展望所」。写真の真ん中の小山です。際を北陸道が通っています。ここも10年ほど前に上ったことがあり、そのときも大して気にしていませんでしたが、そこは信長が小谷城を落とすときに陣を張ったところ。秀吉の陣跡などがあったのを記憶しています。あそこにいる敵をここから見たのかな、怖いな、と思いました。
先に進むと、御茶屋。名前のようなも のではなかったらしいですが。
さらに進むと「御馬屋」。
広い郭です。馬小屋があったかどうかは不明のようです。
登城路には「首裾石」。
六角氏に内通した今井秀信の首をさらしたと言われます。
御馬屋の上段は「桜馬場」。
大河ドラマのロケにも使われたようです。
琵琶湖や、小谷城の支城であった山本山なんかが見渡せます。
浅井氏や家臣の慰霊碑、小谷城址碑などもあります。
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